従来の超弾性ワイヤーとの違いを解説
オニックスワイヤー®は巻爪矯正の更なる普及を目標に、従来の超弾性ワイヤーによる巻き爪矯正がかかえていた課題に学びながら導入のしやすさ、施術しやすさ、低コストを追求するというコンセプトで開発されました。三位一体をテーマに公式マニュアル、専用ツール、独自に設計製造したワイヤーとをひとつのシステムとして同時に開発、リリースすることで従来品と比べて以下のような特徴があります。
- コイル状50cm小巻:常温で超弾性の性質を持たせた直線記憶の形状記憶合金をコイル状小巻にしました。常に安定した持ち手が維持されることでハンドリングに優れ、爪に通す際に十分な折り返しが確保できるため従来の10cmワイヤーと比べて施術のしやすさが大幅に向上しました。
- 低い材料コスト:施術の都合上、最後の5cm程度が無駄になってしまう矯正用ワイヤーですが、長尺ワイヤーを連続的に使用することで全長の9割を使用でき歩留まりに優れます。5割を破棄することになる従来の10cmワイヤーと比べて実効長は実に3倍以上にもなり材料コストは1/2〜1/3に圧縮されます。
- 表面処理と固定法:材料表面は削り加工のテクスチャにより安定した固定が可能。接着にはわずか数秒で硬化するLED対応光硬化樹脂を採用し従来のシアノアクリレート接着剤やUVネイルジェルと比べて硬化時間が1/3〜1/6に短縮。また硬化不良が無く、耐衝撃性、耐湿性に優れるため矯正中の脱落が少なくなり日常生活の制限も緩和されます。
- 全7種径展開:手足全ての爪に対応可能な径バリエーション。従来は困難だった薄くデリケートな爪から厚い爪まで広くカバーします。またワイヤーレイアウトや本数を変え、あるは爪にべべリングなどの加工することでぶ厚く変形の強いケースにも対応可能になりました。
- 専用ツール:当社ワイヤーに最適化されたツールを同時開発しキットとしてリリースすることでツールの良し悪しによる治療結果のばらつき、不安定さを一掃。初めての方もベテラン医師と同じ環境で施術が可能になり、試行錯誤の中ご自身でツールを探す必要はもはやありません。
- 公式ガイドブック:巻爪矯正普及の最大の足枷になっていたのが施術に関する情報が充分ではなかったことです。各医師が手探りで施術する状況が長く続いてきたため同じ施術法でも医師間で治療成績に大きな差が生じる結果となりました。そのため巻き爪ワイヤー矯正は患者・医師の両者から十分な信頼が得られず、これが普及の最大の妨げとなっていました。オニックスでは医学書出版の南江堂の協力を得て、4万件以上の施術経験から得られたノウハウを初の書籍としてまとめ、公式ガイドブックとしてワイヤー、ツールと同時にリリース。オニックスワイヤー™に完全準拠し、豊富なイラスト、動画で解説され基礎から高度なテクニック、トラブルシューティングまで学ぶことができます。
- トレーニング環境:キットにはトレーニング用人工爪をセットし、公式ガイドブックやYoutube動画を見ながら独学でトレーニングが可能。ライセンスやその取得のためのセミナーを廃止しました。貴重な時間や費用を無駄にすることなく、 ご自身のオフィスで納得いくまでトレーニングを繰り返していただけます。
いかがでしたでしょうか?他社製従来ワイヤーを使ったご経験のある先生方にはすぐにオニックスワイヤー®の優位性がご理解いただけたと思います。このメリットを最大限活かすためにはワイヤー・キット・書籍を一つのシステムとして導入されることをお勧めします。