FAQ
Q.初めてでも施術出来ますか?
A.初めてでしたらONYXワイヤー®スターターキット導入をお勧めします。最初に公式ガイドブック「最強 巻き爪矯正テクニック(南江堂)」を一読下さい。本書はONYXワイヤー®に完全準拠していますので、本文を参照しながらスターターキットとそれに含まれる練習用シミュレーションチップを使って納得のいくまで練習していただくことが出来ます。その後はスタッフ様などモデル患者で実際に施術していただき、充分習熟されましたら臨床運用を開始して下さい。
運用開始後に個々のケースにおいて施術上の問題点、疑問点などございましたら当社サポートまでお問い合わせ下さい。5万件以上の施術経験のある医師が直接対応させていただきますのでこれから始められる方でも安心して導入・運用していただけます。
Q.医師以外が施術しても法的に問題ありませんか?
A.医師免許を持たない者が業として巻き爪の診断、治療を行うことは医師法違反にあたると考えられ懲役刑を含む重い刑事罰を科される可能性があります。詳しくは厚生労働省または所管の保健所にお問い合わせ下さい。
また、ONYXワイヤー®は医師の施術を前提に開発されており基礎的な医学知識の無い方が扱うことは全く考慮されておりません。医師以外の方が施術をしたケースに関しまして当社は一切の責任を負いません。
Q.ワイヤーはどのように選択したら良いですか?
A.デジタルノギス(最小値0.01mmのもの)を使って爪甲遠位中央部で厚みを計測し、以下の表を参照することで簡単に選択していただけます。充分習熟するまでは表より1番手細いワイヤーをお勧めします。100件程度施術してフィードバックが充分得られれば、毎回計測しなくても爪を切った感触や変形の程度から最適なワイヤーを選択することが出来るようになるでしょう。
ワイヤー |
適合する爪の厚みの目安 | 適応 |
φ0.2 | 0.3mm以下の極めて薄い爪 | 主に母趾以外の趾爪と手の爪 |
φ0.25 | 0.3-0.5mm程度の非常に薄い爪 | 主に母趾以外の趾爪と手の爪 |
φ0.3 | 0.5-0.8mm程度の薄い爪 | 主に母趾以外の趾爪と手の爪 |
φ0.35 | 0.8-1.0mm程度のやや薄い爪 | 主に母趾以外の趾爪と手の爪 |
φ0.38 | 1.0-1.2mm程度の普通の爪 | 主に母趾の爪 |
φ0.41 | 1.2-1.4mm程度の普通〜やや厚い爪 | 主に母趾の爪 |
φ0.44 | 1.4mm以上の厚い爪 | 主に母趾の爪 |
同径または異径のワイヤー複数を組み合わせて使用することもできます。
φ0.38+φ0.38 | 1.2-1.4mm程度のやや厚い爪 | 母趾の爪 |
φ0.38+φ0.41 | 1.4-2.0mm程度の厚い爪 | 母趾の爪 |
φ0.44+φ0.44 | 2.0mm以上の非常に厚い爪 | 母趾の爪 |
Q.キット以外に処置する際に用意しておいた方が良いものがありますか?
A.以下のようなものをご用意下さい。ほとんどはご勤務先の医療機関で調達出来るものです。
- 足台:処置ベッドで施術する場合は不要ですが、診察椅子に座位になっている患者様を施術する場合は足台が必要です。一般的な処置用足台で良いですが、新たに購入される場合は術者の椅子に合わせて高さ調節が出来、必要な道具を載せられる広めのもの(例:西村製作所ペディキュアオットマンCB-811 )をお勧めします。
- 手元照明:処置する場所で充分に照度が確保出来ない場合に処置灯が必要になることがあります。
- 廃棄物コンテナ:外したワイヤー等を廃棄するために小型コンテナ(採血室などで使用済み注射針廃棄に使う物)を手元に置いておくと良いでしょう。
- ディスポシーツ:足台の上に敷く紙製シーツ。施術後に切った爪とともに医療廃棄物として処理します。
- 消毒用エタノール:医療機関で使用される80vol%前後の消毒用エタノール。
- ニトリルグローブ:ビニール手袋でも良いのですが、薄く作業性の良いニトリルまたはラテックス素材をお勧めします。
- デジタルノギス(最小値0.01mmのもの):施術に慣れないうちは爪を厚みを測ってワイヤー径を決定することを勧めます。
- アメニティ:膝掛け、靴べら